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CTIツール3社を現役営業2人が本音レビュー|Zoom Phone・MiiTel・Salesforceを実際に使って比較
NSJAPANの現役営業・齋藤と貫が、Zoom Phone・MiiTel・Salesforceを実際の架電業務と営業マネジメントの両面から本音で比較します。
「CTIって、結局どれが使いやすいのか?」
各社の製品ページを見ると、
- 通話録音
- 顧客管理
- CRM連携
- 分析
- AI
- モニタリング
など似たような機能が並んでいます。
ただ、営業現場で毎日使ってみると、使い勝手にはかなり違いがあります。
今回は、NSJAPANで実際に営業に携わる齋藤と貫の2人に、これまで業務で使用してきた
- Zoom Phone
- MiiTel
- Salesforce
について率直に振り返ってもらいました。
NSJAPANでは、この3製品を以下の7項目で評価しています。
| 評価項目 | 配点 |
|---|---|
| 架電効率 | 25点 |
| 営業操作性 | 15点 |
| リスト管理 | 15点 |
| 分析・改善 | 15点 |
| マネジメント | 10点 |
| CRM連携 | 10点 |
| 価格 | 10点 |
| 合計 | 100点 |
結果は以下です。
| ツール | 総合点 | 特に強い領域 |
|---|---|---|
| Zoom Phone | 87点 | 架電効率・操作性 |
| MiiTel | 81点 | 分析・営業教育 |
| Salesforce | 73点 | CRM・データ一元化 |
ただし、この点数だけを見て、
「Zoom Phoneが一番優れている」
と判断するのはおすすめしません。
理由は、営業組織によってCTIに求める役割が違うからです。
まずは、2人が普段どこを見てCTIを評価しているのかから聞きました。
齋藤と貫は、CTIのどこを見ている?
齋藤:
最初に言っておくと、僕と貫では結構見ているところが違うと思います。
貫:
違いますね(笑)。
僕はかなり「毎日電話をかける側」で見ています。
齋藤:
例えばどこ?
貫:
結構細かいですよ。
電話番号を押してすぐ発信できるのかとか、電話が終わった後に何回クリックしたら次へ進めるのかとか。
不在だったときも、
「また違う画面を開くのか」
「そのまま再コール設定できるのか」
みたいなところが気になります。
齋藤:
1回なら数秒の差なんですけどね。
貫:
そうなんですよ。
でも営業だと、それを1日に何十回もやるので。
10秒の面倒な作業が50回あったら、それだけで結構な時間になります。
しかも時間だけじゃなくて、単純にストレスなんですよね。
齋藤:
僕はそこに加えて、チームとして運用できるかを見ています。
例えば、
- メンバーが増えても運用できるか
- 誰が何件電話しているか分かるか
- 営業ごとの差が見えるか
- 通話を教育に使えるか
- 顧客情報が蓄積されるか
- CRMと二重入力にならないか
- その機能に払う金額が妥当か
ですね。
貫:
だから同じツールでも評価がズレますよね。
僕が、
「これ電話めちゃくちゃかけやすいです」
と言っても、
齋藤さんからすると、
「でも管理側は見にくくない?」
となったり。
齋藤:
逆もあります。
僕が、
「この項目が取れるのは良い」
と思っていても、貫から、
「これ毎回営業が入力するんですか?」
と言われて。
確かに、それは使われなくなるなと(笑)。
貫:
営業、本当に入力しなくなりますからね(笑)。
齋藤:
なので今回は、
実際に架電する営業側と、営業組織を運用する側。
この2つの視点から評価しています。
貫がCTIを見るポイント
一言で言えば、
「毎日使ってストレスがないか」
です。
特に、
- 発信までの操作
- 次の架電先への移動
- 不在時の処理
- 再コール設定
- 架電結果入力
- 画面の分かりやすさ
を見ています。
齋藤がCTIを見るポイント
こちらは、
「チームとして成果につながるか」
です。
特に、
- 架電数
- 営業管理
- 営業教育
- 通話分析
- CRM連携
- データ蓄積
- 拡張性
- コスト
を重視します。
この違いを踏まえて、3製品について聞いていきます。
Zoom Phone(87点)|結局、毎日使うなら「速さ」はかなり大事
齋藤:
Zoom Phoneで一番良かったのは、電話をかけること自体にあまり意識を使わなくていいところですね。
CTIを比較すると、
録音とか分析とかCRM連携とか、どうしても機能を見たくなるんですけど。
営業現場で毎日使うなら、
「次の1件へどれくらい迷わず進めるか」
がかなり重要だと思っています。
貫:
僕もそこはかなり感じます。
1回だけなら、2クリックでも4クリックでも大して変わらないんですよ。
でも何十件も電話していると、
「またここ押すのか」
みたいなのが結構面倒になってきます。
Zoom Phoneは、そのストレスが比較的少なかったです。
齋藤:
あと、普段からZoomをWeb会議で使っている人が多いので、新しいシステムを導入した感じが少ないのも良かったですね。
営業ツールって、機能が良くても現場から、
「使いづらい」
と思われたら定着しないので。
貫:
営業側としても、ツールを使っていることをあまり意識しなくていい方が楽です。
電話するためのツールなので。
齋藤:
逆に弱いところも分かりやすくて。
通話を録音して、
「この営業のどこを改善すればいいか」
まで見たい場合は、MiiTelの方が強いと思います。
貫:
MiiTelを使った後だと感じますね。
録音が残っていても、
「100件の中からどれを聞けばいいの?」
となるので。
新人が多い会社だったら、僕はMiiTelも見ます。
Zoom Phoneについて2人の結論
貫:
僕だったら、とにかく架電量を増やしたいならZoom Phoneですね。
電話するという仕事を邪魔しないのが大きいです。
齋藤:
管理側から見てもシンプルなので展開しやすいです。
ただ、営業教育や通話分析までCTIに求めるなら、他のツールも見た方がいいと思います。
向いている企業
- アウトバウンドの架電量を増やしたい
- Zoomを日常的に利用している
- 在宅・複数拠点で営業している
- 高度な分析より操作性を優先したい
NSJAPAN評価:87 / 100点
MiiTel(81点)|営業を「感覚」だけで指導しなくてよくなる
齋藤:
MiiTelはZoom Phoneとは評価するポイントがかなり違います。
貫:
違いますね。
電話を大量にかけるだけだったら、僕はZoom Phoneの方が楽です。
ただ、
自分の営業を振り返るならMiiTelの方が分かりやすい。
これはかなり感じます。
齋藤:
営業マネジメントをしていると、
「もう少し相手の話を聞こう」
「ちょっと話すのが速い」
みたいな指導ってよくあるんですよ。
でも、それだけだとなかなか改善しないんですよね。
本人としては、普通に話しているつもりなので。
貫:
自分だと分からないですよね。
齋藤:
MiiTelだと、
- Talk比率
- 沈黙
- 被り
- ラリー回数
- 話速
などが数字として見える。
これが結構大きいです。
貫:
録音だけ渡されても、正直全部は聞かないんですよ。
でも、
「今日、自分かなり話しすぎてるな」
みたいな数字が出ていたら、その電話は聞いてみようかなとなります。
齋藤:
管理者側も同じです。
営業が10人いて、それぞれ何十件も電話していたら、全部聞くなんて現実的ではない。
だから、
「どの通話を確認すればいいのか」
が分かるだけでもかなり違います。
貫:
ただ、MiiTelを入れたら勝手に営業が上手くなるわけではないですよね。
齋藤:
そこはかなり重要です。
例えば1,000件録音されても、誰も振り返らなかったら何も変わらない。
だから、
「毎週30分、良かった通話と改善したい通話を2件ずつ確認する」
くらいまで決める。
そこまでやって、初めて分析機能が生きると思います。
貫:
営業側としても、
「監視されている」
だけだと嫌なんですよね。
「ここ直せば商談増えそう」
という使い方なら意味があると思います。
MiiTelについて2人の結論
貫:
自分の営業の癖を客観的に見られるのは良いですね。
特に営業を始めたばかりの人には使いやすいと思います。
齋藤:
新人が多い、営業ごとの成果差が大きいという会社ならZoom Phoneより価値が出る可能性があります。
ただし、導入前に「誰がいつ振り返るか」まで決めた方がいいです。
向いている企業
- 新人営業が多い
- 商談化率に担当者差がある
- 営業トークが属人化している
- マネージャーが全通話を確認できない
- 営業教育を仕組み化したい
NSJAPAN評価:81 / 100点
Salesforce(73点)|電話だけを見ると重い。でも営業全体を見ると評価が変わる
貫:
正直、電話をかけるだけなら僕はSalesforceを1位にはしないですね。
齋藤:
そこは僕も同じです(笑)。
貫:
Zoom Phoneみたいに、
「今日はとにかく電話する」
という日だと、Salesforceはちゃんと設計されていないと少し重く感じます。
入力する項目が多かったり。
齋藤:
なので今回も架電効率は14点にしています。
ただ、Salesforceを電話ツールとしてだけ評価するのも違うんですよね。
貫:
そこは使っていて感じます。
「この会社、前に誰か話してなかったっけ?」
みたいなときに、過去の接点が見られるのは便利です。
今どこまで商談が進んでいるかも分かるので。
齋藤:
管理側からすると、むしろそれがSalesforceの強さです。
例えば、
- 架電履歴はCTI
- 顧客情報はスプレッドシート
- 商談情報は別ツール
- 詳細は営業本人のメモ
となったら、組織としてはかなり管理しづらい。
Salesforceなら、
リードから活動履歴、商談、受注までつなげられる。
だから、
1件電話をかける効率ではなく、営業プロセス全体で評価すると価値が変わる。
ということです。
貫:
ただ、営業としては入力項目を増やしすぎないでほしいです(笑)。
齋藤:
Salesforceあるあるですね。
管理側が、
「せっかくだからこれも取ろう」
となりやすい。
貫:
項目が増えるほど入力しなくなります(笑)。
齋藤:
そうなんです。
システム上取れるデータと、
営業に手入力させるべきデータは別。
MiiTelなどと連携して、自動で残せるものは自動化する。
Salesforceを使うなら、
営業が入力しなくても情報が残っていく設計
に寄せた方がいいと思います。
Salesforceについて2人の結論
貫:
架電だけならもっと軽いツールを使いたいです。
ただ、その電話が最終的にどうなったのかまで追えるのは強いですね。
齋藤:
Salesforceは電話システムというより営業基盤。
すでに会社全体でSalesforceを使っている企業なら、今回の73点以上の価値になる可能性があります。
向いている企業
- Salesforceをすでに利用している
- リードから受注まで一元管理したい
- 営業人数・案件数が多い
- 営業データを組織で活用したい
NSJAPAN評価:73 / 100点
結局、3つの中ならどれを選ぶ?
貫:
この3つから選ぶなら、営業側としては結構シンプルです。
架電量を増やしたいならZoom Phone。
自分たちの営業を改善したいならMiiTel。
Salesforceを会社全体で使っているなら、Salesforceを中心に考える。
齋藤:
僕もほぼ同じですね。
ただ、一番避けた方がいいと思うのは、
「機能が一番多いから選ぶ」
という決め方です。
営業5人と100人では必要なものが違いますし、
新人が多い会社とベテラン中心の会社でも違います。
まず、
今の営業組織で何を改善したいのか。
そこを決めるべきです。
| 現在の課題 | 第一候補 |
|---|---|
| 架電量を増やしたい | Zoom Phone |
| 営業トークを改善したい | MiiTel |
| 新人を育成したい | MiiTel |
| 顧客・商談情報を一元化したい | Salesforce |
| Salesforceを既に利用している | Salesforce+CTI連携 |
貫:
あと、契約する人だけで決めない方がいいと思います。
実際に電話する人が触った方がいいです。
齋藤:
そこはかなり重要ですね。
トライアルするときも、機能を一通り見るだけではなく、
- リストを確認する
- 電話する
- 不在処理する
- 架電結果を入力する
- 再コールする
- 通話を振り返る
という、
実際の営業フローを最初から最後まで通してみる。
これが一番分かりやすいと思います。
CTIを入れるだけでは営業数字は変わらない
貫:
3つ使って思うのは、ツールだけ変えても急に営業が強くなるわけではないですよね。
齋藤:
そうですね。
むしろCTIを入れる前に、
- 誰に電話するのか
- どのリストを使うのか
- 何をKPIにするのか
- 架電結果をどう残すのか
- どの通話を振り返るのか
- 誰が改善するのか
が決まっていることの方が重要です。
貫:
逆にそこが決まっている会社だと、CTIを変えた効果も分かりやすいですよね。
齋藤:
そうです。
だからCTIは、
「一番優れた製品を探す」のではなく、「今の営業プロセスのどこを変えたいのか」から選ぶ。
これが一番失敗しにくいと思います。
今回の結論
NSJAPANでは、実際の使用経験をもとに、
- Zoom Phone:87点
- MiiTel:81点
- Salesforce:73点
と評価しました。
ただし、これは架電効率を25点と最も重く置いた評価です。
営業組織によって最適解は異なります。
- 架電量を伸ばす
- Zoom Phone
- 営業品質・教育を改善する
- MiiTel
- 営業データを一元管理する
- Salesforce
まず自社の営業組織がどこで詰まっているのかを整理し、1〜2製品まで候補を絞ったうえで、実際の営業フローを使って試すことをおすすめします。
そして、3製品を実際に使って比較していく中で、NSJAPANではもう一つの考えに行き着きました。
NSJAPAN CTI
3製品を使って見えてきた「僕らが欲しいCTI」
貫:
3つ使っていると、「ここの良いところが一つにまとまっていたら楽なのに」って思いません?
齋藤:
ありますね。
実はそこから、今NSJAPANでも自分たちが使うCTIを作り始めています。
貫:
やっぱり(笑)。
FREE CTI CONSULTATION
NSJAPANのCTIについて話を聞いてみる
現在利用しているCTIや営業体制、困っていることを確認したうえで、NSJAPANのCTIだけに限定せず、自社に合うCTIや営業環境を一緒に整理します。
今のCTIを使い続けるべきか、他社CTIへ乗り換えるべきか、CRM連携や営業フローを見直すべきか分からない段階でも問題ありません。



