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新規事業開発に取り組むNSJAPANが環境整備にオフィス投資する理由

新規事業開発の仮説検証と意思決定を支えるために、働く環境をどう整えてきたのか。NSJAPANがオフィスへの投資を重ねてきた背景と、情報共有・相談・仲間の定着につながる環境づくりを紹介します。

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新規事業開発
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NSJAPAN編集部

株式会社NSJAPAN メディア編集部

株式会社NSJAPANのメディア編集部です。一次情報と公式情報を優先し、スタートアップ・成長企業の経営者や事業責任者が判断と行動に使える記事を制作します。

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新規事業開発に取り組むNSJAPANが環境整備にオフィス投資する理由

顧客との対話で得た気づきを、事業の次の一手にどうつなげるか。

新規事業開発では、最初の仮説がそのまま通用するとは限りません。現場で得た情報を持ち寄り、誰のどんな課題を解くのか、何を試すのかを考え直す場面が続きます。一人の気づきをチームの判断につなげることが、事業を前へ進めるうえで大切です。

私たちNSJAPANがオフィスに投資してきた理由の一つは、こうした相談を日々進めやすくするためです。集中して考える場所、込み入った話を安心してできる場所、メンバー同士が自然に話せる場所。その時々の仕事や人数に合わせて、必要な環境を見直してきました。

実感しているのは、会話の量と、相談から行動までの速さの変化です。今回は、新規事業開発を支援するNSJAPANが、仮説検証と意思決定を支えるために、働く環境をどう整えてきたのかをご紹介します。

新規事業開発では、現場の気づきを仮説の見直しにつなげる

結果だけでは、次に変えることを判断しにくい

例えば、新しいサービス案を顧客に見せて「反応が良くなかった」とします。それだけでは、課題の捉え方が違ったのか、使う場面が伝わらなかったのか、今は必要とされていないのかが分かりません。

どこで質問が出たのか。相手は今、どう対処しているのか。何を確かめられなかったのか。対話の背景まで共有すると、仮説のどこを見直し、次に何を検証するかを考えやすくなります。

これは、仮説検証で情報共有が必要になる場面の一例です。NSJAPANは、お客様とともに新規事業の実行に関わるからこそ、現場の気づきを持ち寄り、異なる見方から検討できる環境を大切にしています。

気づきが共有されるまでの時間も、仕事の進み方に関わる

担当者が相談したいと思ったときに、話せる場所がない。詳しい説明をしたくても、周囲に聞かれることが気になる。こうした状況では、確認が後回しになることも考えられます。

次の顧客ヒアリングに向けて問いを見直すときや、検証する内容を決めるときには、必要な人と早めに認識をそろえられることに意味があります。

私たちが感じている対面の良さは、その場で質問を重ね、認識の違いを確かめやすいことです。会話の中で説明を補えるため、何について判断する必要があるのかを具体的にしやすくなります。

判断の背景を話せると、チームで次の行動を考えられる

なぜ、その仮説を確かめるのか。誰のどの課題を優先するのか。今分かっていることと、まだ確かめる必要があることは何か。

結論に加えて、こうした背景を共有することも重要だと考えています。担当者同士の見方を確かめることで、次に聞くことや、準備することを考えられるからです。

私たちが求めている意思決定の速さは、確認を省いて急ぐことではありません。必要な情報を持つ人と話し、判断に足りないことを明らかにして、次の行動へ進めることです。

日本橋の新オフィスの執務スペース
日本橋の新オフィスの執務スペース

なぜNSJAPANは、働く環境から見直してきたのか

NSJAPANは、新規事業開発を支援する会社です。現場で得た気づきから仮説を立て、試し、その結果を踏まえて次の行動を考える。その過程で、一人では気づかなかった論点をチームで検討できることを重視しています。

一方、自社では採用や定着、社内の会話の少なさにも悩んできました。新しいメンバーが加わっても、周囲の人を知り、相談しやすくなるまでには時間が必要です。

情報を共有しようと呼びかけるだけで、日常の会話が増えるとは限りません。どこで話せるか、声をかけるきっかけがあるか、一人で考える時間も持てるか。仕事の進め方と、そのための環境を一緒に見直してきました。

最初の拠点はマンションの一室でした。その後、ビジネスエアポート六本木、WeWork 神谷町トラストタワー、麹町の専用オフィスを経て、2026年10月に日本橋へ移転しています。

振り返ると、移転ごとに必要だったのは、広さ、会話の機密性、人数に合うスペース、設備を整える自由度でした。以下では、働くうえでの課題に沿って、実際に変えてきたことを紹介します。

情報共有と意思決定を支えるために、オフィスで整えてきたこと

集中する仕事と、話し合う仕事に場所を用意する

マンションの一室からビジネスエアポート六本木へ移ったときには、使える空間が広がりました。メンバーがそれぞれ集中したり、ミーティングや打ち合わせをしたりできるようになりました。

新規事業開発では、顧客と対話する時間、情報を整理して考える時間、チームで仮説を検討する時間が必要です。相談しやすさと、一人で深く考えられることの両方を支える環境が求められます。

麹町で専用オフィスを契約した際には、ミーティングの空間に加え、オンラインの打ち合わせ用ブースも設置しました。対面で集まることと、オンラインでお客様とつながることを、同じ職場の中で行いやすくするための環境づくりでした。

顧客の情報を、周囲を気にせず相談できる場所を確保する

ビジネスエアポートでは、利用の中心がオープンスペースだったため、お客様の事業や社内の込み入った話を、その場で気兼ねなくすることはできませんでした。

新規事業の検討では、顧客の具体的な課題や、まだ公開していない構想を扱うこともあります。踏み込んだ議論ができることと、お客様から預かった情報を守ることを、両立できる場所が必要です。

そこで、安心して話せる環境を求め、WeWork 神谷町トラストタワーへと拠点を見直しました。広い空間を使えることと、必要な話をできることは、別々に考える必要があると感じた経験です。

仕事の相談を始める前の、日常の接点をつくる

WeWorkでは、イベントや当時のハッピーアワーを通じて、打ち合わせとは違う形で人と話す機会がありました。コーヒーに加えて牛乳も用意され、カフェラテを飲めたことも、個人的にうれしかった点です。

その後、専用オフィスでは社食などにも取り組みました。それまで昼食を個別に済ませることが多かった中で、食事を選ぶことが共通の話題になりました。

新しく入った人に、すぐに何でも相談してもらうのは難しいこともあります。相手を知り、言葉を交わす機会が日常にあることは、相談しやすい関係を考えるうえでも大切だと感じています。

食事や休憩の過ごし方は人それぞれです。そのうえで、自然に会話に加われるきっかけを職場に用意することにも意味がありました。

人数が増えても、話せる余裕を持てるようにする

日本橋の新オフィスの執務スペースと個室ブース
日本橋の新オフィスの執務スペースと個室ブース

WeWorkでは、人数の増加により、当初契約していたスペースが手狭になりました。そこで麹町に専用オフィスを構え、さらに2026年10月1日に日本橋へ移転しました。

日本橋では、より広い空間でメンバー同士が密にコミュニケーションを取る機会が増えたと感じています。以前からのブースなども引き続き活用し、お客様に来ていただく機会も増えました。

人数が変わると、必要な席だけでなく、仮説を検討する場やオンラインで対話する場所も変わります。私たちも、使ってみて初めて分かることを踏まえながら見直してきました。

なお、2026年10月時点では日本橋へ移転した初月です。会話のしやすさという現在の実感と、長期的な業績への影響は分けて考えています。

会話しやすい場所に加えて、共有した内容を次の仕事につなげる

オフィスを整えれば、自動的に意思決定が速くなるわけではありません。話せる場所があっても、何を相談したいのかが分からなければ、次の行動は決めにくいままです。

事業開発チームの環境を見直す際には、空間とあわせて、情報共有の進め方も考えるとよいのではないでしょうか。

例えば、顧客ヒアリング後には「相手が実際に話したこと」「自分たちの解釈」「次に確かめたい仮説」を分けて伝える。話し合った後には、誰が何を試すかを確認し、参加していない人も分かるように決定事項を残す。こうした進め方が考えられます。

これは、読者のチームで検討するための例です。対面の会話で認識をそろえることと、後から確認できる記録を残すことを組み合わせると、会話に参加した人だけに情報がとどまるのを防ぎやすくなります。

自社を振り返るなら、まず「相談が止まるのはどの場面か」を見てみるとよいかもしれません。機密性のある話をする場所がないのか、相手に声をかけにくいのか、決まったことが共有されていないのか。原因によって、環境や運用で見直すことも変わります。

オフィスは、採用した仲間がチームに加わるための環境でもある

日本橋の新オフィスのテラス
日本橋の新オフィスのテラス

NSJAPANでは、リファラル中心の採用から外部メディアにも広げたことで、入社前から社内に知り合いがいる人ばかりではなくなりました。

新しいメンバーが周囲の人を知り、自分の疑問や気づきを話せるようになることは、事業開発のチームを育てるうえでも大切です。席や設備を用意することに加え、日々の接点を考える理由はここにもあります。

福利厚生やオフィスは、使うメンバーと話し合って選んできました。何を食べたいか、どんな環境なら仕事をしやすいか。そうした会話から、互いの好みや考えを知る機会が増えました。

働く環境を自分たちで選ぶ過程も、会社への関わりや愛着につながったと感じています。採用した仲間が在籍し続けることに加え、チームの一員として力を発揮できることを考えています。

事業に挑む人のコンディションまで、環境づくりを広げる

私たちは、オフィスへの投資とあわせて、社食や睡眠・コンディション、女性の健康支援などにも取り組んできました。麹町では、酸素カプセルやウォーキングマシンの設置、フルーツを自由に食べられる取り組みなども進めています。

個々の設備だけで成果が決まるとは考えていません。お客様の話を聞き、考え、チームで相談する人が、日々どのような状態で仕事に向き合っているかも大切にしたい。その考えから、健康経営へと取り組みが広がっています。

オンラインで集中する良さも、対面ですぐ相談できる良さもあります。私たちが見直してきたのは、答えの決まっていない課題に向き合い、事業をつくるメンバーに、どのような環境が必要かということです。

働く環境への投資を、仲間が働き続けられる会社づくりへ

オフィスへの投資を重ねる中で、メンバー同士の会話や相談が増え、仕事を進めるスピードにも変化を感じるようになりました。働く場所を自分たちで選び、整える過程も、会社への関わりや愛着を深めるきっかけになっています。

NSJAPANでは、こうしたオフィス環境の整備とあわせて、社食や睡眠・コンディション、女性の健康支援などにも取り組んできました。その積み重ねの中で、採用した仲間の定着や、社内のコミュニケーションにも変化が見えてきました。

私たちにとって健康経営は、一人ひとりが力を発揮し、この会社で働き続けられる環境をつくることです。オフィスへの投資も、その取り組みの一つとして考えています。

どのような課題から始め、何に取り組み、社員の反応や定着率がどう変わったのか。別の記事で、NSJAPANが実践してきた健康経営について紹介しています。

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